歓喜天倶楽部

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日本一多趣味のテキストライター篠野が魅せる。日本一多趣味なブログ。

シンギュラリティは”来ない”よ。その理由。



チョリソー。篠野です。

今日は、大人気「シンギュラリティ」のお話です。




過去のシンギュラリティ話。




過去のシンギュラリティの話を読んでから来てね。

kan-ghi-ten.hatenablog.com

kan-ghi-ten.hatenablog.com




おさらい。シンギュラリティとは。



読みたくない面倒くさがり屋さんに向けて説明すると、
シンギュラリティってのは特異点のことで、
なんの点なの?というと、
機械の知能レベルが人間の知能を超えるタイミングのことを指します。


自然の進化速度が人間の理解速度を超える。



落合陽一さんのシンギュラリティの考察動画では、
自然の進化速度が人間の理解速度を超える
と言っています。

この自然というのは「デジタルネイチャー」のことを指します。

シンギュラリティは「来ない」




で、ココからは私の意見です。

タイトルにもある通りだけど、

シンギュラリティは、来ません。

具体的に言うなら、
シンギュラリティは来るけど、私たちはそれをシンギュラリティだと認識できないんじゃないか。

ということです。


認識できないということは、「来ない」と感じることと同じじゃないですか?
「来た」と感じられないことと同じじゃないですか?

だから私は「来ない」と言ったんです。
人間目線で物事を語っています。

なぜなら。



すでに、私たちの生活において言えば、
シンギュラリティは既に至る所で起きてきたからです。

マジ?と思うでしょ。
マジです。

どういうことなのか。




じゃあ説明するにあたって、
定義をそれぞれ身近にわかりやすくかみ砕いて考えちゃいましょう。

自然の進化速度が人間の理解速度を超える」

この「自然」について、
奥が深そうな概念なので簡単にかみ砕くと、
「私たちがごく自然なことと思っている環境」
としましょう。
これを踏まえて、「デジタルネイチャー」ってのは、
デジタル技術が私たちにもたらす、(ごく)自然(なことと思う環境)
としちゃいましょう。間違った解釈だったらすまん。

これで少しわかりやすくなったかな?

で、このデジタルネイチャーでは、
人間が理解するよりも速い速度で物事の計算が行われている
とすると。

かみ砕くと、
人間が把握しきれない部分をデジタルが把握してくれているもの
これが、私たちにとって「当たり前」になっていたなら、
もう広義的な意味でのシンギュラリティは起こっているんですよ。
でも、ごく自然なこと、当たり前なことだから、私たちはシンギュラリティを認識できていない。


そういう事。


例を挙げたらきりがない。



限定的な分野では既に至る所でシンギュラリティは起こっていて、
知らず知らずのうちにデジタルネイチャーの中に私たちは居るんです。

例えば、自動車の自動ブレーキ。
人間が危険を感知してブレーキを踏んで停止する速さよりも、
機械が危険を察知して先にブレーキをかけてくれる。
人間の四角に障害物があったとき、
機械がそれを察知して止まってくれる。
近年の自動車には標準装備が義務化されていますよね。
当たり前のように、機械が察知して止まってくれることを、
私たちが自動ブレーキを頼りにしているかしていないかは別として、
その事実を踏まえた運転をしているんです。意識してなくても。


例えば、天気予報。
私たちが明日晴れるのか雨が降るのかは、現在の時点では知り得ないことですよね。
でも、これまでの天気の膨大なデータがあって、機械が傾向を計算して、予測を吐き出して、天気予報があって、それを信じて明日着る服を考えたり傘を準備したりするわけですよ。
明日雨かどうかなんて、天気予報を調べればわかる。当たり前でしょ?


そういえば最近、トンネルに入ってもカーナビ途切れないね。
人工衛星のおかげなんだけど、知ってた?


このように、例を挙げたらキリがないです。
デジタル技術が私たちにもたらした技術の進歩は
いつの間にか当たり前になっている証拠です。


で、その「自然」に本格的に人工知能が参入してくる、と。



これが巷で騒がれている「シンギュラリティ」なんじゃないかと思います。
機械が行う「計算」を知能とするなら、自動ブレーキだって、天気予報だって、
知能ですよね。


この2025年ごろに来るとされているシンギュラリティは、
これが至る所で起こるんじゃないか、というものです。
しかも人間が理解できない速度で。

どう!解説分かりやすくない!?

これからどうなっていくのかな。




人間が考えられる範囲で想像してみましょう。
「すごいな~楽しみだなあ」
と思えるかどうかが、重要かもしれません。
感動できる!ありがとう!(落合陽一)


散々紹介してるんだけど、シンギュラリティの解説動画で言っていたのは、
こういうものが挙げられます。

  • 人間の考える事は全部コンピューターの中にある
  • 人間が考えたところで追いつかない
  • 考える意味がなくなるのでホモサピエンス(英知を持つ人類)ではなくなる



じゃあもっと身近に考えてみよう。

  • みんながアバターを持つようになる。(ツイッターのアカウントを作るくらいのノリになる)
  • VRゴーグルをみんなが持つようになる。(アベノマスクみたいに配られるかもよ)
  • 一人に一台人工知能を持つようになる。既に持っているとも言える。(実体の有無問わず)
  • 学業、教育、研究は価値が無くなる。(人間が知性を求める行為自体が無駄になるから)
  • 未来と現代が二分化、乖離していく。(これまでの現代はレガシー(遺産)として残り、古き良き~エモい~みたいな立ち位置になる)
  • 現実が田舎、都会は仮想空間、みたいなことになる。(現実は人間が衣食住するためだけの場所になるかも?)



ワクワクが、止まらねェ!!!!!!!!!!!


みんなも考えを巡らせて、
日々技術の進歩に感動していこうじゃないか。
てことで、おしまい。