というくだらない話。
篠野です。もう自分のこと「しのの」だと思ってるよ。
読みは「じょうや」だよ。生姜と同じ発音だよ。
今日は、私が住んでいた街にあった中華料理屋のお話をします。
皆さん、町中華、好き？
ポニョ「スキーー！！！！」
世界は二種類に分けられる。
ポニョと、それ以外だ。
私はポニョ、どちらかと言えば嫌いです。
近所にある中国人か台湾人が家族経営してるっぽい中華料理屋さんのことを町中華と呼ぶことになりました。宜しくお願いします。
あなたの街にもあるよね？引っ越す先々に必ずと言っていいほどあったし、多分この街にもあるはず。今は嫁中華があるからお世話になってないけど、学生時代や独身時代には大変お世話になりました。600円あればお腹いっぱい食べられるコスパバグ店です。前の街では「台湾定食」って名前で700円でラーメンとチャーハンと唐揚げとサラダと杏仁豆腐が出てきました。台湾定食は、そのセットの中で、ラーメンかアイスかを選べるメニューでした。選択肢おかしくない？
多分ちょっと出歩いたら、あなたの街にもありますよきっと。
あの輪ゴムみたいなラーメンが美味しいんだよね。
食べすぎに注意です。弊嫁は痩せすぎなので是非とも台湾定食を貪り食って頂きたいところなのですがね。中華料理屋に一人で行ける女性、マジカッケェっす卍
少し過去を思い出しましょう。
ｼｭﾙﾙﾙ…
～2年前～
私はいつもの通り、地元の中華料理屋に行ったのよ。
んで、台湾定食を頼んで、最初にチャーハンがやってきて、あとからラーメンが遅れてやってくる日があって、
カタコトのおばちゃんがいつも運んできてくれるんだけど、その時は厨房からお兄ちゃんがラーメン持ってきてくれたんですよ。
そのお兄ちゃんがね、身長2mくらいあって、肩幅がラグビー部の1.5倍くらいあって、筋骨隆々の逆三角形ボデーでTシャツピッチピチだけど色白で清潔感のあるお兄ちゃんだったのよ。
で、そのお兄ちゃんが黙ってラーメン持ってきたとき、震えたよね。うわ、殺される…？って思った。だってデカいんだもん。そうするとね、
「ハイ、ドーゾｯ」
想像の2オクターブ高い声で優しく話しかけてきて、ラーメンを置いたのよ。
んで、再び震えたね。
あ、この人、絶対強いわ。
って思ったのよ。
本当に強い人って声小さいと思うんですよ。
声が大きい人とか、怒りっぽい人って、
本心では自分が弱いと思っていて、それを隠すために虚勢を張ってるんだけだと思うんですよ。
ヤンキーとかって「殺すぞ！！」とか怒鳴るじゃないですか。
でも本当に強い人って「殺すぞ！！」とか言わずにスッと殺すと思うんですよ。そういうこと。
声が大きいとか、口調が強い上司とか、みんな弱いから。
上司っていう優位な立場の上であぐらかいて虚勢を張ってるだけだから。
とはいえ私含め、世の中の上司の皆様、さぞ気苦労されているかと思います。お疲れ様です。
部下は対等に話をしてくれる上司を求めていると思いますよ。パワハラじゃなくてね。体罰などの暴力が禁止され過ぎて、言葉の暴力が強くなってる世の中、変えていきましょうよ。
だから、この人は””強い””と思いましたね。
キレると、ヤバい。直感したよ。
それからの台湾定食の味はあんまり覚えていない。美味しい事だけは覚えているので合格。
食べながら、
「絶対あの人強いよな…」
とか、
「料理人やる前なにやってたんだろう…」
とか思ったわけ。
そして一つの結論にたどり着いたのよ。
地下闘技場の初代覇者だ…
ってね。
夜な夜なこの中華料理屋にはデカい地下があって、
FIGHT CLUBが開かれてるんだ…。
万が一、億が一、食い逃げなんてものをしようものなら、
地下闘技場覇者にアゴで裏に呼ばれて
「イマ、クイニゲ、シヨウトシタネ？」
と言われるに違いない。
それでも楯突いた数多のヤンキーをひねり散らかし上げて来たに違いない。おれにはその血しぶきが見えるZe…。
おしまい
どうでしたか？
町中華、良かったら見つけてみてください。
コスパバグってるので、良いですよ。
なんか入りづらいから、って訪れないのは大体損してるよ。
気持ちはわかるけどね。
名古屋で食ったネパール人がやってる、
店内が暗すぎて外から見たら営業中かどうかもわからない小さいインドカレー屋が人生で一番美味いナン出してきてビビることだってあるのよ。
勇気を出していってみるのも一興だよね。人生にとって。
おれはファイトクラブ、入るぜ…。
おしまい。
（ファイトクラブは超名作なので観てください。）
