あたらしい人生 - 歓喜天倶楽部

大声で言わせてくれ。

篠野、父になりました！！！！！

息子が誕生しました。

ご無沙汰しております。篠野です。
しばらくの間、更新が滞っておりました。
というのも、主題の通り、
2024年6月、第一子が誕生いたしました。

凄まじさ

いや～～～、
ものすごいものを見た。

かれこれ生きてきて、
人に包丁で「お前を今から殺す」と脅されたり、
壮絶なパワハラモラハラ過労を経験したり、
うつ病診断されたり、
いろいろなことがあって、
「篠野くんは何事にも動じなさそうだね」
と新しく出会う人全員に言われるくらい、
感情の起伏が少なくなって、
大体の物事は論理的に、常に冷静に対処できるようになった、
すっかり感情移入ができなくなった篠野ですが、
これに関してはビビったね。
マジで感情の天変地異起こった。

命が、こうも美しいとは。
思いもしなかった。

物心ついたら
何かと「死にたい」だとか
アンパンマンよろしく「何のために生まれてきたのか」とか
「無機物になりたい」だとか思ってきたわけだけど。
そういうものを全て吹き飛ばす風のようなものさえ感じました。

なんという美しさ。なんという愛おしさ。
嘘でしょ…となるレベル。

夜中に病院から呼び出されて、
出産の覚悟はしていたものの、いざその場になると、記憶がないほどに焦る始末。
終始、「妻も、息子も、どうか」と頭の中で必死に訴えていた。
後になって、冷静になって、
そのときを振り返ったときに、
「ああ、あれは祈りだったんだ」と。

この自分の祈りに対して
嘘をついてはいけないなと固く思った。

妻が子を初めて抱きかかえるとき、
私はライカでその姿を収めようとしていたんだけど、
泣きすぎて。
もうなんか泣きすぎて(笑)

「くそ…涙で…ファインダーが見えねぇ…」

すぐさま背面モニターに切り替えました（冷静）

唐突に訪れる現実

とはいえ、退院して、自宅に子を新たに招き入れて、
突然3人暮らしが始まったわけで。
分かってはいたけど、本当に理解するのは、
その状況が開始しないと理解できないものだと痛感しました。

昼夜問わず泣くし、泣いている理由も分からないときもあるし、
一切喧嘩したことのない夫婦ですが、
深刻な寝不足が続いて初めて夫婦仲がピリピリするし。

それでも、あやすと笑ったり、
風呂に入れると気持ちよさそうにしたり、
黙って私の目を見たり、
そういう一挙手一投足で、
本当に甲斐があるというか、
波乱の中に愛おしさを思い出して、
温かい気持ちになります。

この暖かさは、
忘れようとしても忘れられないと思う。

忙殺の中にある安らぎ的な。

新しい人生

なんていうと仰々しさもありますが、
これからは私が私のために生きるのではなく、
私は、最愛なる家族のために生きていきます。
いかなる自己犠牲も厭わず、
家族の幸福が私の幸せであると
断言することができます。

妻には一生、頭が上がらない。
あらゆる手を使って、
家族全員を幸せにしてやらないといけないという
使命感。

そりゃあまあ、こういう性格なもんだから、
ふとしたときにまた「死にたい」とか思ってしまうんだけど、

家族のために、出来るだけ長生きをしないといけないなと思う。