歓喜天倶楽部

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日本一多趣味のテキストライター篠野が魅せる。日本一多趣味なブログ。

楽器をやってると音楽体験がより楽しくなる説。あとついでに音楽の楽しみ方も教えたる。




こんにちは!篠野です。

今日は、結論、楽器やろうぜ!という話です。


この結論に伴って、今日は一つの仮説を立証していきます。

てなわけでトピックです。





音楽好きですか?



いきなり広い質問をしますけど、
音楽、好きですか?
私はマジで好きです。
No Music, No Life.ってマジで当てはまっちゃうんじゃないかとか思ってます。
大衆に染まってる感が恥ずかしいけど、マジでノーミュージックノーライフ。
音楽を聴くのが好きならそれでいいっす。

でもなんかたまにいるんだよね。音楽好きでもなんでもないって人。
そんなものなのか!?
音楽という娯楽の身近さがあっても尚興味ないのか…?

本を読むとか映画を見るとかよりもはるかに体験へのハードルが低いのに、
普段何してんの?え?モンスト?
モンストやるより音楽聞く方が楽だろ…
モンストでも音楽流れてるやろ…

信号の「ピッポッ」さえリズムとメロディだぞい…

まあ今日はそんな音楽の話です。

楽器をやってる方が音楽体験が楽しくなる説。




楽器やってる人、この記事を読んでくれている方の中でどれくらいいるでしょうか。
いやわからんけど、私はギター弾いてるわよ。

楽器できるマンたちに聞きたい!

音楽の視聴体験、楽器できた方が楽しくないかァ!?

本当だからだ!




今日は、この説を立証していきたい。

私がギタリストなので、ギターを弾けると、
音楽体験にどんなエッセンスが加えられるのか、
そういうのを話していこうとか思ってます。


ギターを弾けると音楽を聴いた時にどんな楽しさが生まれるか。




話していくぜよ。
まあギタリストなので、バンドの曲に絞ったり絞らなかったりして話をしますよ。
バンドに限らず、どんな音楽にも当てはまる話をするから、見てってくれ。

演奏に耳を傾けることができるようになる。



普段、音楽を聴くとき、何をメインに聴いていますか?

まあ、基本的には歌のメロディとか歌詞に注目していると思います。
「いや、俺は毎回サックスに注目してるぜ!」
って人はもう十分音楽楽しめてるのでこの記事を最後まで読んでいってもらう必要はないかもしれません。
なので、最後まで読んでってください。



楽器ができるようになると、
音楽の演奏に耳を傾けることが出来るようになります。
ギターやってたら、おのずとギターの演奏が気になるじゃん。
SOYUKOTO。
YOASOBIみたいに言ってみました。(カス)

演奏の難しさが想像できるようになる。



そりゃそうなんですけど。
ギター弾けるようになったら、演奏に注目できるようになって、
「うっわここのギターエッグ。🍳」って思える日が来るはず。

フレーズを弾いている時の表情を想像しやすくなる。



で、自分が楽器が演奏できると、
例えばギターソロを聴いているだけでも、
ここは気持ちよさそうとか、演奏者の表情を想像することが出来るんですよね。
演奏の表情を想像して妄想(韻)


売れている音楽の理由を探れるようになる 。



実際問題、なんで巷でこの音楽が売れているのか訳が分からん時があるじゃないですか。
私にもあります。
でも、音楽を聴くようになったら、なぜその音楽が売れているのか、
考えることが出来るようになります。
今までの音楽と何が違うのか。そういう視点で分析が出来るようになって、
必ずしもそれが正解かどうかはわからないけど、
楽しいもんですよ。

基本から学んでいくので、音楽を聴いた時にどこが面白いかがわかるようになる。



さっきの項目に通ずるんですけど、

楽器って、よっぽどのことが無かったら基本から学ぶじゃないですか。
音楽理論とかそういうの。
ギターであればペンタトニックスケールからとか。
ピアノであればメジャーとマイナーとか。
そういうのから学ぶわけじゃないですか。
そうすると、極端な話、「きらきら星」から学んでいくわけで。
基本を学ぶと、
音楽を聴いた時にどこが面白いのかを気付けるようになります。

いわゆる「外し」みたいなことに敏感になるかな。

伝わる?

うっわ、ここで分数コードだ!とか、
うっわ、ここで半音ずつ上がるのかよヤバ!
とか。

ここでサブドミナントマイナーにしない…だと!?

とかね。

バンドの作曲のセンスとかキャラクターに気づきやすくなります。
これが正直私がギターを弾いたりしていて音楽体験が面白くなった一番デカいポイントですかね。

ちなみにバンドにおける注目していく順番。




ちなみに話すわ。
バンドの楽曲において、というかすべての音楽において、
曲としての重要度をランキング付けたからさ。
どこから注目したらいいかわかんない人は参考にしてくれ。

まずはドラムを聴け。



いわゆるリズムです。
バスドラをまずは聞いてください。
アンサンブルの中で最も低い音が出るとこね。
あの、ドッ、ドッてやつ。
これが楽曲のノリを決定づけています。
極論、あとは装飾。
ハイハットとかスネアとかね。

リズムを聴け。
なぜ君がこの曲でテンションが上がるのか、
すべてはドラムから始まっているぞ。

次がベースだ。



そしたらベースだ。
ベースは良いぞ。ベースが居なかったら曲はぺらっぺらだぞ。
基本的にはドラムのリズム構成に合わせて
一番低い音階を出します。
例えば「Cコード」という和音があったとして、
これは「ド・ミ・ソ」の和音で鳴ってるんですけど、
この「ド」が「ルート」といい、一番基礎の一番低い部分の音です。
で、「ミ」とか「ソ」をベースが弾くと、
分数コードってやつになります。

ルートから外してる!みたいに思ってくれていい。

これが起こるだけで、曲の印象が大きく変わります。
「この曲暗いな…」とか
「この曲のここから何か盛り上がる感じがする」
とか、
そういうのはベースが作っていると言っても過言じゃないぜ。

その後はギターやキーボードだな。



ギターやキーボードは飾り。
飾りだから花形なんだけどさ。
ギターだけがカッコよくても音楽って意外と退屈なものになったりします。
演奏に着目して聞くぜ!と意気込んで
一番最初に聞きやすいのはもちろん花形だからギターとかキーボードなんですけど、

飾りだから!(ギタリストより)

ベースとドラムさえあれば、曲は成立します。

世のギタリストはこれを胸に刻んでね!

その上にボーカルがいるんやで。



で、ボーカルですよ。
ボーカルはギタ―以上の花形ですね。
すべてのバックトラックの上に存在するパートで、
クラシックとかはボーカルないよね。
だからなくてもイイ。
そういう意味だとギターもクラシックの楽曲には存在しない曲ばっかだから、
なくていいってことよ。

花形パートが飾りである理由。



ギターやキーボード、ボーカルが飾りである理由はわかってもらえたかな?

説明してないけど。

なぜギターやキーボードが飾りなのに存在するのか。

それは、「無かったらどこを聴いたらいいかわからない人が多い」からです。

例えば食事に例えてみましょう。

ラーメン。美味しいよね。ラーメン。
醤油ラーメンがそこにあるとします。
どんな醤油ラーメンですか?

スープがあって、麺があって。
他には何がある?
うんうん、煮卵?それから?
うんうん、チャーシュー。なるほどね。

そう。煮卵やチャーシューは飾りなんですよ。
麺とスープがクソマズかったら嫌じゃないですか?

ラーメンで例えるなら、スープがドラムで麺がベース。
他の具はギターやキーボードやボーカルだぜ。

スープと麺が不味かったら、成立していなかったら。
ドラムとベースがめちゃくちゃで成立していなかったら。
ラーメンなら食えません。
音楽なら聴けたもんじゃないんです。

逆に煮卵が硬くても、チャーシューが冷たくても、
最悪スープと麺がクソ美味かったらまた食べたくなりませんか?

そういうことだす。

だすだす。

じゃあなんで煮卵やチャーシューが乗っているのか。
じゃあなんでギターやボーカルがいるのか。

「無いなら無いで味気ない気がするから」です。


裏を返せば
「この煮卵ハンパねえ!」なラーメンは
「マジ!?行こうかな」
となりますよね。
足が伸びやすいわけです。

音楽も同じですね。
「歌うっま…」な音楽は、
分かりやすいわけです。触れやすい。

でも大事なのはスープと麺。

ラーメン屋はそれを理解して店やってんのよ。

音楽もそうじゃないといけないわけ。
ていうか曲を作る人なら肌感覚で理解しているはずです。

飾りはできるだけシンプルに。
麺とスープの味を極める。

連日年中大行列のラーメン屋は意外とシンプルな構成だったりするじゃないですか。

一時的に流行るのが大体上物なのは、もう言わなくてもわかりますね。

インスタ映えする病みカワ☆なパンケーキは人を呼びやすい。
歌が上手いだけの音楽は人を呼びやすい。
でもそのうち、その飾りに味がなくなって人は去っていく。
ボーカルに聞き飽きて、ほかに魅力がないから去っていく。


そういう事だぜ。
上辺だけ着飾っても、魂が汚かったらダメ。そういうこと。おんなじ。

楽器やろうぜ。マジで。




人よりも音楽が好きだと思うなら、
もう一歩踏み出して音楽を楽しもうぜって話なんですよね。


感性と知識を蓄えて、
その辺の大したことないリスナーを置いてけぼりにしていけ。
心の中でだけね。


て言う話でした。


おしまい!語り疲れた!