歓喜天倶楽部

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日本一多趣味のテキストライター篠野が魅せる。日本一多趣味なブログ。

古着が好きすぎて服飾学生みたいなことした。





おしまい。篠野です。
終わらないでください。これからです。
はい。わかりました。続けます。篠野です。

人格が剥離してしまった篠野です。
いや、してないです。別に。

助けてください。ボケ始めたら満足するまでボケ倒したくなってしまう性を許してください。
性といえば、佐賀県ってどこにあるんでしょう。
いや、なんなんマジで。
鼻で爆笑していただけていますでしょうか。篠野です。しつこいです。
「失う恋」とかいて「しつこい」です。違います。





今日は洋服の話だっぞ!


弊社ネ、エンジニア集団の会社なのでね、割と自由な社風なんですけどね、
まあ服装が自由なんですよ。

便宜上、「オフィスカジュアル」としているけど、
現実問題み~~んな私服です。普通に。


私も最初はまあ綺麗目な洋服を着てってましたけど、どうやら想像よりも自由っぽかったので
徐々に攻めるようになり、今ではスカジャン着てます。
会社の人にも褒められるっぜ。気持ちええっぜ。


そんなときに、大会議場を貸し切って会社の全体会議が執り行われるという知らせがあって、
なんと、スーツを着てこいとのこと!ビジネスカジュアルでジャケットは着てきてね、とのこと!

そして、友人の結婚式に生まれて初めてお呼ばれした!

まあスーツも持ってはいるんですけど、
やっぱり「コイツセンスいいな…」って思われるスーツを着たいわけで。

私服でもセットアップとして着れて、会社のビジネスカジュアルでも着れて、
友人の結婚式でも着れるカワイイスーツが欲しくなったのです。

そこで、私はメルカリを漁りました。

おっ、良い色やん、カーキ系のグレー系とか一番いいセットアップやん…一万円か…
80年代ポルトガル製…なんかいいやん…

う~ん、でも一万円か~…

私の目に使っていないPORTERの鞄が目に留まりました。

「コレ売るか。」

結果、12000円で売れた。速攻売れた。

スーツに交換!2000円のおつり!
(実際は送料とか引かれるからもう少し少ないけどプラスでした。)
(当時古着屋で9000円くらいで買ったのでプラスやんけ…)

ダブルスーツを買いました。古着っぽくね。
ダブルスーツってのは、ジャケットのボタンが二列になってるスーツのこと。

自分で採寸もして、サイズはちょいユルいくらい。それも良い。

でもなんか、肩幅がスゴイ…

例えるなら、こんな感じ。

グレースジョーンズもびっくりの肩幅。

こんな感じかな。



いやね、別にいいんですけどね。

これもこれで昭和っぽく着れるのでカッコいいかもしれないけどね。

身長がデカいのであまりにも昭和過ぎて笑える。


迷いました。
嫁にも「何よりも先に肩幅が目に留まるよ」と言われ。

何度も鏡の前で肩幅を確認してました。バカみたいに。


そして、ひらめきました。


肩パットを…取るッ!


ネットで調べてみると、
スーツはもちろん、肩パットありきで設計されているので、
肩パットを取るとバランスが悪くなる可能性がある、と。
しかしながら、母親のおさがりのジャケットの肩パットを取って、
現代風に可愛く着れるようにリメイクしたなんて記事もあった。
街の洋服仕立て屋に持って行ったらやってくれるみたい。


…やるか…


自分でやりました。



馬鹿デケェ肩パットでワロタ


自分でアームホールの裏地の縫い目をほどいて、肩パットを外して、縫い目が見えないように縫い直す。

ネットで調べたら肩パット自体は簡単に外せるって書いてあったけど、バッチリ肩パットも縫い込まれててちょっと苦戦。


ざっと、1時間くらい。

肩パットを取って、着てみる…バランス大丈夫か不安…




鏡を見る…全身くまなく見る…





完!璧!


(写真もなくてごめんなさいね)


完璧でした。
もう完璧のペキペキ。

パリコレで見かける前衛的なファッションかと思うほど真四角になっていた肩幅はすっきりと落ちて、
違和感は完全になくなりました。

私は小躍りしました。
使ってない鞄を売って実質無料でメチャカワセットアップを手に入れたのでした!
何よりも、古着が好きになりすぎて、スーツでも古着を着れることがハッピーでした。
ここまでくるともう宗教の領域かもしれん。オールドスクール教の信者。


で、後になってというか、これを書こうと思った今日思ったことなんですけど、


服飾学生かよ!



縫い目をほどいて、肩パットを外して、縫い直しただけですけど、

結構楽しかったっす。

服飾系の学生って裁縫が好きだったりファッションが好きだったりしてなるんだと思うんですけど、

「気にいる服がねぇから自分で作っちまえ」理論もきっとあると思うんですけど、

それは深淵だぞ…音楽作るから解るぞ…

「気に入るギターがないなら作っちまえ」理論でも言えることですが、
0から何かを作るときって、少なからず自己分析が必要になりますよね。
じゃないと、いざ完成しても「ベストじゃない…」感に苛まれることになるので。

そう、この葛藤作業が深淵を覗く行為だって言ってんだ!!

何怒ってんの?生理?

とか言っちゃう男はサイテーですよね。ボケです。ええ。許してください。


古着好きが高じてウン年ぶりに裁縫をして、
アパレルの深淵を軽く覗いた篠野でした。
ほんとにかる~くね。チラ見。
でも、これハマるとマズイ気がするので、肩パット外し程度にとどめておきたいYO…

という話です!(終)