歓喜天日記

私の持つ"喜"をここに記します。

夏は涼しく、冬は温かいバンド、ROTH BART BARON

引用元:ROTH BART BARON、“ひとりバンド”に 「世界の痛みに比べたら…」 | ananニュース – マガジンハウス


こん。今日は私の最近ハマっている音楽の話。

ということでトピック。



ROTH BART BARON



ロット バルト バロンというそうです。
去年の暮れまで実はロス バート バロンって呼んでた。許してくれ。
ぶっちゃけこの音楽に惚れ込んだだけなので、メンバーが誰とか構成とかまだ知らないんだけど、どうやら今は一人で活動しているみたいです。
でも、私がメンバーの名前も良く知らないのに記事にしちゃうのって、もしかするとこれが最初で最後かもしれない。いやそんなことは無いか。この先何が起こるかなんてわからないもんね。

まずこれ聞いてほしい。



じゃあ手始めに、これを聴いてください。

www.youtube.com


今の時代に刺さる音楽を、としっかり意志を持って刺してきている感じがしませんか?
誰にだって刺さると思うんだけど、今を生きてるなら。

今日は、このバンドについて感じていることを
私なりに勧めながら紹介していきたいと思います。

一段上のヒーリング。



まずはこれです。
さっきの「極彩 | I G L (S)」が収録された
「極彩色の祝祭」っていうアルバムを聴いたんだけど、

音像がスゴイ。
フォークバンドらしいんだけど、
様々なインストゥルメンタルが使われていて、
音数自体で言ったら結構多くて、ごちゃごちゃした印象を受けがちだけど、シンプルに仕上がっています。

なんていうか、これって感覚の領域なので言語化が難しいんだけど、

私は、ROTH BART BARONを聴くと、
とても癒されるんですよね。
しかも今までにない癒され方をする。

なんというか、水の中にずっと潜っているけど、息苦しくない状態というか、遠くから聞こえるお祭り騒ぎを夢の中から眺めている状態というか…

伝わりませんね。もういいです。アハ。恥ずかしくなっちゃった。

とにかく、めちゃくちゃ癒されるんですよ。
なんだこれ。誰かこれを言語化してくれ。

冬に聴くと温かい。



私がこのバンドを知ったのは去年の冬かな。いや秋くらいかも。
確かツイッターで「極彩 | I G L (S)」が流れてきて、ハマったんだと思う。
「誰かが作った幸せに逃げるな」って優しい声で怒ってる?って思ってた。
でもアルバムを聴き漁るうちに、冬にぴったりだな、と思うようになりました。

なんか、確かにモコっとした温かさを感じたような気がするんです。
で、去年の冬はもっぱらROTH BART BARONを聴いて寝たり起きたり夜中2時にコーヒーを飲んだりしました。

夏に聴くと涼しい。



で、今年の夏、というか今だよね。
ROTH BART BARONを聴いたのよ。
そうすると、なんでかマイナスイオンみたいな涼しさを感じたのね。
え、ここ森?みたいな。

で、マジ?となってこの記事を書くに至ったってこと。

語彙力が弱ってきましたね。


かなり稀有じゃない?これ



と、私は思ったんです。
季節感のあるバンドや季節感のある曲ってよくあると思うんですけど、
ROTH BART BARONの楽曲には季節感がないんですよ。
季節感がない曲ってのももちろんよくあると思うんだけど、People in the Boxとかね。
通年聴ける音楽もそりゃよくあるんだけど、
冬に温かくて夏に涼しいって、そんなことある?同じ曲でだよ?

これ個人的に大発見というか、私の中で静かな衝撃って感じ。
静かな衝撃ってちょっとカッコイイね。曲にしようかな。
対義語をぶつけるっていう技法。

好きな曲を紹介する。



やはり音楽というものは、聴かなければならぬ。

百聞は一見に如かず(音楽バージョン)なので、
ここからは私の好きな曲を紹介していきたいと思います。

SPEAK SILENCE

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音源がありませんでしたのでライブ映像を。
ぜひとも音源版も聞いてほしいですね。

神様が 微笑んで やり直せる 時間をくれても
やっぱり僕は もう一度すべてを 台無しにしちゃうのでしょう?
ROTH BART BARON SPEAK SILENCE 歌詞 - 歌ネット


なんてことを歌ってるんだ…(最高)

Ubugoe

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MVあったので掲載。

光が消えた街 それでも僕ら 集まるのは
他に変える場所が もう ないからだ
螺旋を振りはらい 僕らは 飛び出すよ
いなくなる 人混み もう全部に飽きた
ROTH BART BARON Ubugoe 歌詞 - 歌ネット


ゴリゴリにコロナ渦のことを歌っていますね。

日本人で良かったと思える。




こういった、聴き手と対立しないメッセージ性っていいですよね。
どういうことかと言うと、例えば元気がないときに
「元気出していこうぜ!!」みたいな曲を聴くと、
疲れる時ってあるじゃないですか。
「いや今そんな気分じゃないわ…」みたいな。
「確かに多くの人に刺さる歌詞かもしれないけど、今じゃない」って感覚。
それに比べて、ROTH BART BARONのメッセージ性みたいなのは、
具体例を妄想して言うけど、


コロナ渦で生活様式がガラッと変わって、
会いたい人にも会えないことが当たり前になって、
今まで馳せていた感情のやり場が無くなって、
心が摩耗しているというか、辟易しているよね。
そのなんとも言えないドロリとした灰色みたいな疲労感、私にもあるよ。でも生きている限りはきっと良くなるから、今は一緒に我慢しようよ。


みたいな。

元気出そうぜ!じゃなくて、
わかる、しんどいよね、みたいなスタンスのメッセージ。

聴き手からすると、

そうそう、こういうのを求めてるのよ。
だってもうずっと疲れているんだもの。

という感覚。

そういうメッセージ性を、日本語特有の「含み」を持たせた抽象的描写を、新しい音像に載せてぶつけてくるのって、
やっぱ日本人じゃないとこの感覚を理解できないと思うのよね。詫び寂びみたいな。

そりゃ逆も然りで、洋楽のニュアンスを100%理解はできないじゃん。
だって、日本人である限り、というか異国の言葉である限り、理解するために母国語に翻訳するワンクッションが発生するんだから。TOEICがいくら満点でいくらネイティブスピーカーでも、母国語が違う時点で、同じ感性になることは不可能ですから。そのワンクッションを限りなく一瞬に近づけることはできても、取り払うことは不可能なんです。外国語大学出身の人間が言うので間違いありません。


で、これを踏まえても尚、
日本人で良かったな、と
ROTH BART BARONを聴いて感じました。



ぜひ、ROTH BART BARONを色眼鏡や偏見なく聞いてみてください。
全く新しい体験をしてみてください。
今まで感じたことのない感情が、あなたのもとにやってくるかも。
それはもうROTH BART BARONからの贈り物ですよね。

アーティストはそうあるべきなのかも。


おしまい。