歓喜天倶楽部

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日本一多趣味のテキストライター篠野が魅せる。日本一多趣味なブログ。

すぐ許す。





いきなりだが、私は、
なんでも、すぐに許してしまう傾向がある。
今日はそんな話をしようと思った次第だ。

こんにちは。OPトークをした篠野ですけども、どうかしました?

どうもしていないならのんびり読んでいってくれや。湿気た柿ピーならあるぜ。ほらよ。



すぐ許す。




私は何かと、すぐに許してしまう傾向がある。
例えば、人に私物を壊されたとき。

記憶に鮮明なのは、
大学時代に友人たちが私の家に集まって
酒を酌み交わしていた時。
友人同士が相撲を取り始めて
背負い投げされたのか足を滑らせたのか忘れたが
その友人の踵が私の横置きしていたカラーボックスに直撃。
見事に踵落としで破壊された私のカラーボックスは、
3つに仕切られていたものが一つ減って2つになったことがあった。

まあ酒を飲んでいたということもあってか、
その友人に悪気はなかったんだと謝られるも、
私はまるで気にしない素振りでそれを許した。

弁償とか面倒くさかったからね。

あと壁に掛けていたクラシックギターを落とされて
ボディに穴が開いた時もすんなり許した。
というか後日気が付いたので許すも何もなかった。

大学のサークルの合宿で
持って行った安いアコギを
スタンド倒されてネックがポッキリ逝ったときも
すんなりと、許した。

価格関係なく何でも許してしまう
と言うときっと嘘になるのだが、
思い入れの無いものを突然奪われても存外平気なのである。
クラシックギターは今も大事に使っています。

もしかしたら、私はある種の悟りを開いてしまっているのかもしれない。


極めつけは、
学生時代に付き合っていた彼女の
浮気現場を目撃してしまい、
問い質すと、先輩の家に行っていたことがわかり、
その時は一通り悲しんだが、
最終的に、私はそれを許したのだ。


今となって思えば、
私は私の幸福に対する妥協点を見出し過ぎていたのではないかと思う。
「こんなもんであれば幸せでしょ」
と考えられる姿勢は、世を生きていく上で頼りになるスキルなのかもしれないが、
これは私の自己肯定感の低さを助長してしまう考え方だったのかもしれないと、
今となって思う。

kan-ghi-ten.hatenablog.com





今の私から言わせてみればだが、

私は私が望む幸福に一切妥協するつもりは無いし、
私の幸福を奪うものが現れたなら、
徹底抗戦するつもりだし、絶対に許さない。
証拠も逐一残して完膚なきまでに叩きのめしてやりたい次第だ。

守りたいものがあるというのは、こういうことかもしれない。

とか、思った。


おしまい。