世はSNS戦国時代!
皆さんも最近感じているであろう、SNSに対する疲れ。
今日はそういうことについて切り込んでいきます。
前置きの話をします。
先に言い切っておくと、最近の日本社会は異常です。
正義の剣を持った途端、リンチが始まる社会。
ジャニーズ事務所の問題だってそうじゃないですか。
もちろん犯罪を擁護するつもりはないですが、
「ジャニー喜多川は異常者だ!」
という共通認識を擦り付け、
「すべてをさらけ出すのが礼儀ってもんだろ!」
というニーズを世論化させて、
結果、
記者会見でジャニー喜多川が行ってきた性行為の詳細を事細かに報告してんすよ。
民間放送で。気持ち悪くて仕方ない。
異常だよ。
この異常を作ったのはこのネット社会だよ。
正義の剣でリンチして悦に浸りたい日本人が多すぎることが原因なんだよこれ。
日本人、向いてないって。
よし、前置きはこれくらいにして。
今日は「自己肯定感」がテーマです。
世の中、いろいろなインフルエンサー(笑)がいるじゃないですか。
こんな投稿を見かけたこと、ありませんか?
「毎日たった1分、1か月このストレッチだけで脚細くなって自己肯定感爆上げ☆」
「みんなも自己肯定感、アゲてこ☆」
もうやめないか。そういうの。
これってもう詐欺みたいなものでさ、
詐欺の話をすると、
通販番組とか、何かの宣伝とかって、
常套句として
誰にでも当てはまるようなことを言って
まず不安をあおるんですよ。
「実はあなた、この栄養素が足りてないんですよ!」
「寝苦しい夜、もしかしたら枕が原因かも!?」
そして、
「そんなあなたに!」
「この壺を買えばたちまち…!」
とか言ってモノを売るんです。
物じゃなく自分を売るのがインフルエンサー。
言葉を包み隠さずに言うと、
バカみてぇに細い脚を
「太くなった脚を私はこうやって細くしました!おかげで自己肯定感アゲ☆」
とか言ってSNSで晒し、
それを見た一般人が、
世の中の脚の細さ(だと勘違いしている)と自分を比較して
「この子、私よりも全然脚細いのに頑張ってて、私は何をやってるんだろう…」
そういう不安を煽ってるんです。
「あなたの自己肯定感、私に言わせたら実はめっちゃ低いんですよ」
と、不安を煽っているんですよ。
もちろん、悪意のないインフルエンサーもいることは確かだけど、
少なくとも昨今のSNSで「自己肯定感」なんてワードを安易に使うインフルエンサーは
悪意に満ち満ちている。
奴らは汚い言葉、ネガティブな言葉は使わずに私たちの不安を煽ります。要注意。
キラキラして充実した人生を送っているような「嘘」を宣伝して
”世のスタンダードはこうですよ”と嘘をつくことでお金を稼いで生きている人達ですから。
先に言い切っておくと、
自己肯定感なんてそんな脚のストレッチ程度の一朝一夕で
変化するものではないし、そもそも相対的な概念じゃないんですよ。
明らかな誤用。
多分元々は心療系の医療用語か何かで、
「ネガティブな気持ち」を言い換えやすいから広まってるだけだと思うんです。
主に金稼ぎのインフルエンサーの目に留まったと。
なんと薄汚い…
ああ~~~~
ああ~~~もうなんかネットの汚い部分の話をするの、苦しくなってきたわ。
急転直下で申し訳ないのですが、結論を言います。
あなたはそのまま「が」一番美しいんです。
それを理解してください。片時も離さないでください。
金子みすゞも「みんな違って、みんないい」って言ってるじゃないか。
SNSの書き込みを見て右往左往するようなペラペラの自覚しか持ってない人は、
少しずつ「流されない私が素敵だ」という価値観を養ってください。
マジでもうAIだって発展してるし、なにが嘘で何が本当かが分かりにくくなって、
何が目的なのかなんてより一層わからなくなって騙され続けちゃいますよ。
ほんと死んじゃうよ。殺されちゃうよインターネットに。
私は本質的に美しくありたいだけなんです。
見かけじゃない本質をもっと見たい。
汚い心を見たくない。
正しいかじゃない。綺麗かどうかが重要です。
これから先、昨今の使われ方の「自己肯定感」という言葉が死語になったら、
少しは社会もマシになってるんじゃないか、という希望も込めた、お話でした。
私の自己肯定感についての考え方がちょっと垣間見える話↓